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「あんたもマンボウみたいにクラゲ食べるのだか…」ナポリ水族館にて。

私たちが数年前に訪ねたナポリ水族館では、クラゲの水槽展示と、クラゲを紹介するパネル展示がエントランス正面に大々的にフィーチャーされていました。 当然表記がイタリア語だけなので不確かなのですが、パネルにはクラゲの生態や種類の説明等の最後に、クジラやマンボウの絵と一緒に「中国人や日本人もクラゲを食べる」と書かれているようで、中国料理前菜の定番「クラケ冷製」の写真で締めくくられていました。 パネルを読んでいると、見学に来ているらしいナポリの小学生の集団からの、「アジア人のあんたはマンボウみたいにクラゲ食べるのか…!」みたいな、悲しい視線がとても痛かったことを今でも鮮明に記憶しています。

そもそも、なぜナポリで水族館かと言うと、荒俣宏さんが紹介していた「ナポリ湾海洋研究所紀要」の博物画が気になっていたからです。そこに描かれたクラゲやイソギンチャクの梢密画は、あまりに美しく幻想的でした。美しい世界に引き込みながら、科学的観察と芸術(シユルレアリスムとか)に垣根はないことを私たちに教えてくれました。